八王子の子供の英会話に役立つ?英検Jr.の傾向と対策

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英検Jr.をご存知でしょうか?

英検Jr.は、簡単に言えば英検の小学生向け版です。英語の能力を証明する、というよりは、英語に慣れ親しむことを目的につくられています。

日々グローバル化が進むこの時代、子供にはなるべく早く、世界共通語である英語に興味を持ってもらいたいですよね。

また傾向として、英検Jr.はリスニング力に特化したテストです。リスニング力を鍛えることは、子供の英会話力を鍛えることにも繋がります。

この記事では、英検Jr.の概要、傾向そして対策をご紹介。小学生の子供を持つあなたに、おすすめです!

英検Jr.とは?

テスト

英検Jr.とは、日本英語検定協会が実施しているテストのことです。英検Jr.の目的は児童の英語能力を調べること。加えて児童が英語に慣れ、文化を理解することを目標に、英検Jr.はつくられています。そのため例えばテストがオールカラーになっているなど、子供の興味を引く作りになっています。

難易度は3段階

英検が5級〜1級の七段階に分かれているのに対し、英検Jr.は易しい順に、BRONZE、SILVER、そしてGOLDの三段階に分かれています。それぞれの難易度、対象と試験時間は以下の通りです。また隣接する二つの難易度、例えばBRONZEとSILVERを同時に受けることもできます。

名称 難易度 対象 試験時間
BRONZE 小学校低学年 初めて受験する児童 約30分
SILVER 小学校中学年程度 BRONZEの正答率80%以上の児童 約35分
GOLD 小学校高学年程度 SILVERの正答率80%以上の児童 約45分

ネットの評判を見る限り、ゴールドの難しさはやはり格が違うようです。

またそれぞれの難易度、問題種ごとに、公式サイトにテストのサンプルがあります。百聞は一見に如かず。一度見てみてはいかがでしょうか。

八王子の英会話教室での受験方法

英検Jr.の受験方法は、以下の3通りあります。

  1. 学校版
  2. ペーパー版
  3. オンライン版

このうち、個人で受けられるのはオンライン版のみです。そのためここでは、オンライン版を主にご紹介します。

他の2通りの方法と比べてオンライン版は、パソコンとインターネット環境があればどこでも受験ができるのが特徴です。またオンライン版の中でも、以下の3種類のパックがあります。

  • ラーニング:ドリルや模擬テストなど、テスト対策ができるコース
  • テスト:本番のテストのみのコース
  • フルパック:ドリルとテストがセットになったもの。ドリルとテストを別々に買うよりも安い

練習も本番も行えるため、フルパックがおすすめです。

結果について

オンライン版の場合、英検Jr.のテスト結果はその場でわかります。間違えた問題も確認できるため、すぐに復習できるのが嬉しいところですね。

また英検との大きな違いとして、英検Jr.には合否の概念がありません。その理由は子供の「できた」という達成感を重視しているためです。そのためテスト結果は合否ではなく正答率、つまり全問のうち何問正解できたか、という形で表されます。

受験後、成績証明書と成績表が届きます。

英検Jr.の傾向と対策

英検Jr.の傾向と対策をお教えします。

傾向:日常会話のリスニングが多め

前述のように、英検Jr.は子供のリスニング力を図る問題です。そのためほとんどの問題が、音声を聞いて、それに合った絵や文を選ぶ、という形式をとっています。ちょうどセンター試験のリスニングを思い浮かべていただけると良いでしょう。

内容としてはやはり基本的な文法、単語が多めです。そのため問題のシチュエーションも日常会話が多めになっています。例えば子供同士の会話など、です。

八王子の英会話教室での対策:単語を増やし、リスニングに慣れる

次に、英検Jr.で高得点を取るための対策をお教えします。

知っている単語を増やす

これはリスニングに限ったことではありません。英語のテストにおいては、知っている単語を増やすのが正答率UPの近道です。持っている情報が増えるほど、正解を答えられる可能性は高くなります。

具体的には、問題をやってわからない単語が出た時はそれを覚えようとする癖をつけましょう。単語を覚えるときには、つづりと発音、そして映像を結びつけるように覚えるのがおすすめです。

例えば、「apple = りんご」と単純に日本語に訳すだけでは不十分です。それらに加えて、その発音と赤いリンゴの姿も合わせて覚えてしまいましょう。

この結びつけをおすすめする理由は二つあります。一つは音声と単語を結びつけることで、リスニング力が上がるためです。「apple=リンゴ」とだけ覚えてしまうと、「apple」を見てリンゴのことだとわかっても、「apple」と聴いただけではリンゴとわからない可能性があります。単語をその発音と結びつけて覚えることで、こういったミスを防げます。

二つめの理由は、単語を映像と結びつけることで、問題に載っている絵から、文章や会話を推測できるようになるためです。センター試験のリスニングのように、英検Jr.は問題を見てからその音声を聞くまで少し時間があります。この時間で問題の内容を推測できれば、より正確に問題に答えられます。

リスニングに慣れる

英検Jr.はリスニングに特化したテスト。そのため、リスニングに慣れるのは必須です。

リスニングに慣れるためには、例えば同じ問題を何回もやるのが良いでしょう。そうすることで、文章の中でどう単語が発せられるのか、音のつながりやアクセントがわかるようになってきます。音のつながりなどを理解することで、聞いた音声がただの雑音から、意味を持った文章である、と理解できるようになるのです。

また聞いた文章をそのまま自分でも発音する、いわゆるシャドーイングも、音のつながりなどを理解するのにおすすめです。自分で発音する、という手間を加えることで、英語をより積極的に聞くようになります。

最後に中々ハードな作業ではあるのですが、聞いたことをそのまま書き写す、「ディクテーション」という作業もおすすめです。単語の発音と綴りが強く結びつきますし、文法理解にも繋がります。

過去問は入試できない;問題集で対策

テスト対策で外せないもの、それは過去問による演習です。あなたも高校・大学受験時代には、赤本などで対策したのではないでしょうか。過去問で練習することで、問題の傾向や形式を肌で覚えることができます。

しかし英検Jr.に限っては、過去問による対策はできません。というのも、英検Jr.は過去の問題を本番でも使いまわしているためです。実際に英検Jr.の公式サイトなどを見ても、過去問をダウンロードすることはできません。

過去問がない場合何を使って対策するのか。おすすめは、英検Jr.の公式問題集を利用することです。前述のように、英検Jr.のオンライン受験はドリルや模擬テストも提供しています。これをそのまま過去問のように使えば良いのです。こういった観点からも、オンラインで受ける場合はフルパックの購入がおすすめです。

もしあなたの子供がペーパー形式で英検Jr.を受けるのなら、紙の問題集もおすすめです。例えば旺文社などが、英検Jr.の問題集を販売しています。

わからなくても、とにかく選ぶ

英語能力を測る、という意味では邪道のアドバイスです。しかし空欄にしておくよりは、何か選んだ方が正答率は上がります。この点に関しても、センター試験などの選択式の試験を思い出していただけると良いでしょう。

例えば選択肢が4つあって、かつどれが正解かわからないとき。何も選ばなければ、その問題での得点は絶対にできません。しかし何か、例えばAを選べば、25%の確率で点数を得られます。

もちろん英検Jr.を含めて試験は能力を測るためのものであり、運の要素はないに越したことはありません。しかしそれでも、正答率をあげるためにはこういったテクニックも必要です。

まとめ

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英検Jr.の概要、その傾向と対策についてご紹介しました。英検Jr.は、子供が英語を楽しみ、また英会話に挑戦するきっかけとなりうるテストです。このテストで高い正答率を取れば、子供の自信にも繋がるでしょう。

子供が英語を楽しみつつ、英検Jr.でよい成績を取れるよう応援していきましょう!

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